「脱毛完了してないけどずいぶん薄くなってきたし、夏のレジャー楽しむぞ!」こんなことを思っている方、要注意です。
夏のレジャーを楽しんで何かいけないことでもあるの?と思いますよね。実は、脱毛前後や脱毛中に日焼けをしてしまうと、脱毛が終わるまでの期間が長引いたり、大きな肌トラブルの原因となってしまうんです。
この記事では、脱毛中・脱毛前後の日焼けについての疑問を徹底的に解説していきます!ひと通り読むことで、日焼けNGな理由や脱毛中の日焼け対策についてしっかり理解できるはずです。ぜひ、ご覧ください!
目次
脱毛前後は日焼けNGな理由って?脱毛の仕組みが関係

脱毛サロンやクリニックでは、ほとんどの場合、脱毛を始める前に「日焼けは控えてください」と注意されます。また、肌が日焼けしている状態だと、脱毛をさせてもらえない場合も。
なぜ、脱毛と日焼けは相性が悪いのか。その理由は、脱毛を行う仕組みにあります。脱毛には主に3つの種類があり、そのうち「フラッシュ脱毛」と「レーザー脱毛」は光を用いた脱毛方法です。脱毛に使う”光”が、日焼けと密接に関わってきます。
光やレーザーは黒いメラニン色素に反応するため!
レーザーや光を用いた脱毛法のほとんどは、毛のメラニン色素にレーザーや光を反応させて行われます。レーザーや光に反応したメラニン色素は熱を持ち、その熱によって細胞にダメージを与え、毛の発育を抑制するという仕組みです。
この仕組みを踏まえた上で、日焼けについて考えてみましょう。日焼けというのは、肌にメラニン色素が沈着した状態。この状態の肌にレーザーを照射してしまうと、本来、毛のメラニン色素だけに反応するはずのレーザーが肌にも反応してしまいます。
肌にレーザーが分散して照射されると、毛以外の部分も過剰に熱を帯びてしまうため、やけどの原因に。また、レーザーが毛に十分反応しなくなってしまうため細胞へのダメージも低下し、脱毛の効率も落ちてしまうんです。
脱毛直後の肌は敏感!炎症が起きる可能性がある
フラッシュ脱毛やレーザー脱毛で照射を受けた後の肌は、軽いやけど状態にあります。見た目こそ変化はないものの、日焼けをした時と同じような状態なんです。
肌の内部が熱を持ち、さらには肌表面の角質層が乱れてしまうため、水分が蒸発。ちょっとした刺激の影響を受けやすくなっています。
このような肌の状態の上から、さらに日焼けをして紫外線を浴びてしまうと、紫外線の影響はダイレクトに肌に現れてしまうんです。赤みがひどくなり炎症を起こしたり、メラニン色素が沈着しやすくなるためシミの原因にも。
肌を綺麗にするために脱毛をしているはずが、日焼けをするだけで、結果的に肌を汚い状態へ導く原因となってしまいます。
施術が受けられない場合も!脱毛間隔がズレる…
脱毛前に日焼けをした状態であったり、脱毛期間中にしっかりと日焼けをしてしまった場合、施術を受けられなくなる場合があります。
それは、これまで説明してきたような肌へのリスクが高くなってしまうからです。軽い日焼けの場合は数週間日程をずらすだけで済む場合もあります。ですが、一般的には一度日焼けをしたら元の状態に戻るまでにはかなりの時間が必要。
そのため、肌の状態によっては2ヶ月〜3ヶ月の”回復期間”というものを設けることになってしまうんです。
回復期間中は一切の脱毛施術が受けられません。脱毛は毛周期に合わせて行うことが多いため、日焼けの回復期間によって施術がずれ込むと、予定していた時期までに脱毛が終わらなくなってしまうことも。
どの程度の日焼けがNG?カウンセリングで確認しよう

脱毛中の日焼けはNG!とお伝えしてきましたが、すでに日焼けをしてしまっている方、事情があってどうしても多少なりとも日焼けしてしまう方もいるでしょう。
そのような場合は、まず事前に脱毛サロンやクリニックでカウンセリングを受けることが大切です。
基本的に脱毛中の日焼けはNGですが、日焼けの程度によっては施術が受けられる場合もあります。また、脱毛機の中には日焼けしている肌でも施術を行えるものも。
ですが、これは脱毛サロンやクリニックによってどれほど対応しているか大きく変わってくるものです。メールやオンラインで相談できる場合もあるので、心配な場合はまず問い合わせて確認をしたほうが良いでしょう。
日焼けを控えるべき期間は?短くする方法も紹介

日焼けをしてはいけないと言っても、脱毛は長期戦です。その間、ずっと日焼け対策を徹底するのも一苦労でしょう。男性の場合は日焼け対策に慣れていない方もいるのではないでしょうか?
先の見えない我慢ほど辛いものはありません。日焼けを控えるべきなのはどのくらいの期間なのか、目安をお伝えしていきます。
また、「長期間日焼けを我慢するのは無理!」という方のためにも、日焼けを我慢する期間を短くする方法も合わせてお伝えします。
脱毛が終わるまでは必須!部位別の目安期間
さて、日焼けを控えなければいけない期間ですが、残念ながら脱毛が完了するまで日焼けはNGです。
脱毛は医療行為、もしくはそれに近しいもの。きちんとした手順や前提を守らないと、健康被害にあってしまう場合もあります。
かといって、前述したように、いつまでかかるかわからないものを我慢するのは大変です。以下に脱毛部位別の目安期間を表にしたので、参考にしてください。
部位 | 毛周期 | 平均回数 | 最長回数 |
あごひげ | 1年〜1年半 | 8回 | 10回 |
口ひげ | 半年 | 5回 | 10回 |
脇 | 半年〜1年 | 7回 | 10回 |
VIOライン | 6〜7ヶ月 | 5回 | 7回 |
脚 | 10〜12ヶ月 | 5回 | 7回 |
ホルモンバランスや毛の濃さ・太さによっても異なりますが、概ね平均した数値が表の数字です。常に露出しているであろう顔部分の毛は、男性の場合特に濃いため脱毛完了までに時間がかかります。2ヶ月に1度照射するとして、2年弱かかることになるので、その点を理解しておきましょう。
医療レーザー脱毛を選ぼう!短期間で脱毛完了
脱毛にはこんなにも時間がかかってしまうのか…と落胆された方もいらっしゃいますよね。ですが、選ぶ脱毛方法によっては、この期間を短くすることもできます。
サロンやクリニックで受けられる脱毛は、主にフラッシュ脱毛・レーザー脱毛・ニードル脱毛の3種類。この中で、広範囲を比較的短期間で脱毛することができるのは「レーザー脱毛」なんです。
フラッシュ脱毛は、照射威力が弱いため脱毛完了まで時間がかかってしまいます。ニードル脱毛は即効性がありますが、毛を1本ずつ処理するため、広範囲を処理するためには同じく膨大な時間が必要です。
レーザー脱毛であれば、早ければ1年ほどで脱毛が完了することも。自分の趣味や仕事の都合で、日焼けを控えられる期間が短いという場合にはレーザー脱毛をお勧めします。
日焼けOKな脱毛方法は?ニードル脱毛や一部の脱毛機

脱毛は日焼けNG!とお伝えしてきましたが、実は、日焼けをしていても施術を受けられる脱毛があるんです。以下にリストアップしました。
- ニードル脱毛
- 一部のフラッシュ脱毛(SHR式脱毛・ハイパースキン)
- 一部の医療レーザー脱毛機(メディオスター・YAGレーザー・ソプラノアイスプラチナム)
まず、ニードル脱毛は肌に光を照射するのではなく、毛穴に極細の針を指して直接毛根部分の細胞を破壊する方法です。そのため、肌の状態には関係なく施術を受けられます。
また、フラッシュ脱毛や医療レーザー脱毛でも、一部の方式や脱毛機では色黒・日焼け肌でも施術が可能です。これは、照射する光がメラニン色素ではない部分に反応することが理由となっています。
【必読】日頃のケアが大切!3つの日焼け対策

日焼けNGな脱毛、日焼けOKな脱毛、さまざまありましたが、脱毛中は日焼けをしないに越したことはありません。
日焼けは普通に生活していては防ぎにくいもの。日頃から意識して予防することが大切です。手軽にできる日焼け予防は以下の3つ。
- 日焼け止めを使う
- 保湿をしっかり行う
- 肌の熱をしっかり冷ます
いずれも、日常の中に無理なく取り入れることができるものです。具体的にどのような方法なのか、解説していきます。
① 日焼け止めを塗る|PAやSPFの違いも理解しよう
まず1つ目にできる日焼け対策は「日焼け止めを使う」ということ。一番手軽で、わかりやすい方法です。
薬局などで市販されている日焼け止めには「SPF・PA」という数値がついていますが、購入する際にはこれらの数値にも気をかけると、より効果的に日焼けを防ぐことができます。それぞれの違いについて、簡単にまとめました。
- SPF
…紫外線B波(UVB)を防ぐ指数のこと。指数が高いほど赤み・炎症を防ぐ効果がある。 - PA
…紫外線A波(UVA)を防ぐ指数のこと。高いほど効果も高い。紫外線A波は窓ガラスや雲も通り抜けるため、屋内でも注意が必要。
数値が高いものほど日焼け止め効果がありますが、その分肌への刺激が強くなる傾向にあるため、敏感肌の方は注意が必要です。
② たっぷり保湿する|入浴後や洗顔後に忘れずに!
2つ目の対策は、肌をしっかり保湿することです。見落としがちな部分ですが、日焼け止めと同じほどの効果があるんです。
乾燥している肌は、皮膚の一番外側にある角質層が乱れ、バリア機能が低下。そのため紫外線の影響を受けやすく、日焼けしやすい状態になってしまいます。
また、逆も然り。紫外線を浴びた肌は角質層の働きが弱まり、バリア機能は低下します。熱を帯びて角質が乱れた肌からは水分が蒸発し、どんどん乾燥していってしまうんです。
つまり、「乾燥した肌は日焼けしやすく、日焼けした肌は乾燥しやすい」という悪循環が生まれてしまいます。日焼け止めを塗ろうとしても、肌が乱れていると日焼け止め自体で肌が荒れてしまうことも。肌の潤いは、それほど重要になってきます。
③ すぐに肌を冷やす|うっかり日焼けした場合に
とは言っても、対策をしていながらうっかり日焼けをしてしまうこともありますよね。その場合、大切なのが「すぐに肌を冷やすこと」です。
日焼け後の肌は、軽いやけどをした状態と同じ。紫外線によって炎症を起こしているので、まずは冷やしてほてりを鎮め、炎症の進行を止めることが重要になってきます。肌を冷やすおすすめの方法は以下の3つ。
- 流水で冷やす
- 濡れタオルで冷やす
- 氷や保冷剤で冷やす
流水で冷やす場合には、勢いの強いシャワーなどは使わないようにしましょう。また、氷や保冷剤を直接肌に当ててしまうと刺激が強いため、タオルや布で包むのがおすすめです。肌の熱が引いたら、優しく体を洗った後にしっかりとした保湿を忘れずに。
日焼け肌でも脱毛可能!サロン・クリニック3選

さて、ここからは、日焼けしているけれど脱毛したい!という方のための脱毛サロン・クリニックをご紹介します。
「日焼けOKな脱毛方法は?」でご紹介した脱毛方法を採用しているクリニックの中でも、おすすめするのは以下の3施設。
- ゴリラクリニック
- MEN’S TBC
- メンズリゼ
それぞれの店舗の特徴や、どのような脱毛方法を採用しているのかを詳しく紹介していきます。ぜひ、サロン・クリニック選びの参考にしてください。
1位 ゴリラクリニック|痛みの不安へ万全のサポート

ゴリラクリニックは、全国に19院を展開するメンズ専門のクリニック。脱毛だけではなく、スキンケアやワキガ・多汗、ダイエット、薄毛なども取り扱っている総合美容クリニックです。
ゴリラクリニックでは、基本的には日焼けNGとなっています。ですが、先にご紹介した日焼けOKな脱毛方法の1つである脱毛機「メディオスターNeXT」を導入しているため、日焼け肌でも施術が可能です。
メディオスターは日焼け肌に照射ができるだけでなく、従来の脱毛に比べて施術時の痛みや肌ダメージを軽減。肌が弱い方、痛みに弱い方にもおすすめの脱毛です。
店舗数 | 全国19院 |
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脱毛料金(一括) |
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特徴 |
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2位 MEN’S TBC|20年続く脱毛効果

MEN’S TBCは、脱毛以外にも、ボディシェイプやフェイシャルエステも行っている大手男性美容サロンです。全店直営によるハイレベルな接客はもちろんのこと、施術スキルや美容の知識も、社内研修制度の徹底により高い水準を保っています。
MEN’S TBCでは2種類の脱毛方法を採用。そのうちの1つ「MEN’S TBCスーパー脱毛」はニードル脱毛の原理で脱毛をするため、日焼け肌でも脱毛が可能です。
店舗数 | 48店舗 |
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脱毛料金(一括) |
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特徴 |
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3位 メンズリゼ|スタッフは脱毛経験済み!親身な施術
メンズの医療脱毛専門クリニック「メンズリゼ」は全国に23院あり、TVCMも放映中。過去3年間の施術症例は約123万件以上という実績も合わせ持ったクリニックです。
施術スタッフは原則男性。全員が医療資格を有しており、脱毛施術を経験しているため、より親身な施術が受けられます。
ゴリラクリニック同様、原則日焼けNG。ですが、日焼け肌でも施術できるレーザー脱毛機「YAGレーザー」を導入しているため、カウンセリングの結果によっては日焼けをしてしまった肌でも施術が可能です。
店舗数 | 全国23院(関東・関西中心) |
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脱毛料金(一括) |
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特徴 |
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まとめ|脱毛中の日焼けはハイリスク!上手に対策を!

サロンやクリニックで「日焼けはNGです」と言われる理由が、何となくでもおわかりいただけたでしょうか?
日焼けをした肌に施術をすることは非常にリスキーで、脱毛施術を断られたり、期間が空いてしまう原因にもなります。脱毛が完了するまでの間は、日焼けしたい気持ちや日焼けせざるを得ない状況にうまく対処していきましょう。
それでも脱毛をしたいという場合には、限られた方法ではありますが可能です。事前に日焼け肌でも施術ができる場所なのか、日焼け肌に対応した機器を導入しているかなどを確認の上、カウンセリングを受けることをおすすめします。
正しいケアや対策をしながら脱毛をして、ぜひ、理想の肌で夏をお迎えください。
脱毛当日の入浴はNG!その理由と控えるべき期間を解説!万が一入ってしまった時の対処法もご紹介!