この記事を読まれている薄毛に悩む男性へ、AGA対策のひとつの治療法として、HARG治療をご紹介します。
何とか薄毛を改善したいと考えておられる方にお伝えしたいのが、AGAは知識を備えて適切な治療をすることで防止や改善を図ることができます。
投薬治療などに比べるとHARG治療はまだまだ知名度が低いです。HARG治療ってどんな治療法?どれくらい費用がかかるの?治療期間は?などの疑問にお答えしていきます。
この記事を読んで、HARG治療のメカニズムや防止するための対策、薄毛から生還するための方法を一緒に学んでいきましょう!
目次
発毛して育成させる!HARG治療の驚くべき3つの効果
HARG治療はハーグ治療と読みます。どのような治療法か簡単に言うと、毛を生やすために必要な液体を頭皮に注入して頭髪を育てる治療法です。
HARG治療の効果は大きく分けると3つあります。
- 発毛促進|成長因子を注入!毛母細胞へ直接アプローチ
- 頭皮環境|毛周期を正常化!頭皮を若い状態に戻す
- 持続的な効果|毛根を再生させる!1年~数年続く
毛髪を生やして、育てて、抜けさせないといった3つのプロセスで頭髪を再生していきます。それぞれの効果を詳しく解説していきます。
発毛促進|成長因子を注入!毛母細胞へ直接アプローチ
HARG治療の発毛を促進する効果の1つ目。毛髪の成長因子を頭皮に直接注入して、毛母細胞の成長に直接作用することです。
もう少し詳しく説明すると、毛髪再生に必要なグロスファクター(細胞成長因子)が何種類も含まれたHARGカクテルという液体を毛根に直接注入します。
HARGカクテルが毛根に注入されることで、毛根にある毛母細胞を活性化します。毛母細胞は、健全な毛髪を再生させるための細胞ですので、細胞が活性化すると弱っていた毛が元気になり発毛が促進されます。
HARG治療は、このようなメカニズムで発毛を促進させる治療法です。なお、頭皮に針を刺すことは医師などの医療従事者しか行えない医療行為になるためクリニックなどの医療機関のみで施術が認められています。
頭皮環境|毛周期を正常化!頭皮を若い状態に戻す
HARG治療の発毛を促進する効果の2つ目は、頭皮環境を改善し、毛周期(ヘアサイクル)を正常化させることです。毛髪を含む人間の体毛には寿命や成長する周期があります。
男性であれば、2~7年が正常な毛周期。成長期、退行期、休止期といったサイクルを経て再び生えてくるのが健康な頭皮と毛母細胞です。
成長期(2~6年) | 毛乳頭から毛母細胞へ栄養が供給されて毛髪が成長を続ける |
---|---|
退行期(2週間) | 毛母細胞の細胞分裂が徐々に弱まり、生える毛髪も細くなっていく |
休止期(3~4ヶ月) |
|
AGAで乱れたヘアサイクルを通常のサイクルに戻すために頭皮環境の改善を行います。
持続的な効果|毛根を再生させる!1年~数年続く
HARG治療の発毛を促進する効果の3つ目は毛根を再生させて、持続的な発毛を促すことです。AGAの毛髪が生えてこなくなった頭皮の毛根にも、発毛に必要な毛母細胞は存在しています。
なぜ毛母細胞があるのに発毛しないのでしょうか。
それは、毛母細胞が弱ってしまい、正常なヘアサイクルが乱れて、毛母細胞が永久的な休止状態になっていて毛が生えてなくなっている状態だからです。
HARGカクテルを頭皮に注入することで、頭皮環境が改善し毛母細胞が活性化します。そして、活性化した毛母細胞から発毛し正常なサイクルで毛髪が成長していきます。
活性化した毛母細胞から毛髪が生えて成長していくと、1年から数年かけて毛髪が成長していくため持続的な効果が期待できます。
【体験談】HARG治療で90%以上の人が効果を実感!
HARG治療が、数あるAGA治療法の中でも注目されているのが、治療効果の高さです。治療を受けた方の体験談では、何と90%以上の方がHARG治療の効果を実感されています。
HARG治療でAGAを克服した方の体験談をご紹介します。
体験者:Aさん(30代)
Aさんの薄毛の原因は、初期の老化からくる細胞の活力減でした。毛髪を十分に成長させることができないために一本一本の髪が細くなり、結果として薄毛に見えていました…。
効果がでない人も?産毛すら残っていない場合は難しい
このように治療を受けた方の90%が効果を実感できるHARG治療ですが、中には効果を感じられない方もいらっしゃいます。
効果が出る方とそうでない方の違いはなんでしょうか?それは、「毛穴に毛母細胞が残っているかどうか」です。HARG細胞は、毛根の毛母細胞に働きかけて発毛を促す治療法を解説しました。
つまり、毛母細胞さえ残っていれば、休止状態であっても再び硬くて強い毛を生やすことは可能です。
毛根の毛母細胞が消滅している場合は、HARG治療では発毛させることはできません。毛母細胞が生きているかどうかは、産毛が生えているかどうかで判断することができます。
産毛が生えている頭皮であれば毛髪が復活する可能性は十分にあります。毛母細胞が消滅しているのは、永久脱毛後のツルツルの肌と同じ状態で、二度とその毛根から毛が生えてくることはありません。
自毛植毛であれば治療が可能な場合もありますので、ぜひ検討してみてくださいね。
HARG治療の費用や期間は?高額だが短期間で効果あり
このようにかなり高確率で発毛が期待できるHARG治療ですが、気になるのは治療にかかる費用や期間ではないでしょうか。
「HARG治療ってなんだか高そうだな」
「一度治療するとずっと続けなきゃいけないんだろうか」
「効果はずっと継続するんだろうか」
「追加の費用が色々必要になったりするのかな」
治療の費用や治療に必要な期間について不安に思っている方に向けて、費用がいくらかかるのか、治療期間はどれくらいかかるのかについて詳しく解説していきましょう。
費用|【90~120万円】が相場!医療機関によって異なる
気になる費用ですが、HARG治療は、病気の治療ではなく、AGAの治療を目的とした治療のため保険適用はありません。
ですので、フィナステリドやミノキシジルを服用する治療などと同じように全額が患者の自費診療となるため、クリニックにより治療費は異なります。
治療費の基準は、HARG治療を研究し、治療法を開発した、福岡大太朗(ひろたろう)医学博士が院長を務める桜花クリニックでの施術が、1回20万円で基本の6回施術基本パックで、総額120万円となります。
本家での施術が最も実績も経験もあるので、安心して受けられるように思えますが、HARG治療が世に出てから10年間がたちました。
その間に他のクリニックでもHARG治療がおこなえるほど、治療法や治療データが確立していますので、安心して治療を受けることができます。
期間|【半年~1年間】が目安!1回あたりは30分程度
HARG治療を継続する期間はどれくらいでしょうか。HARG治療では、一定期間継続して治療を続けることで効果が現われてきます。
頭皮や頭髪の状態により個人差がありますが、約4週間(1ヵ月)おきに6回の治療を受けることで、施術後90%の方が発毛効果を実感できたと報告されています。
また、確実で持続的な育毛のためには、通常6回(1クール)以上12回(2クール)の治療を受けることが効果的とされています。
とりあえず毛髪が生えてくるくらいの効果であれば、6回でOKですが、しっかりした毛髪を持続して生やして育てていきたい方は12回の治療がおすすめです。
気になる治療の方法ですが、治療前にまず冷却麻酔で麻酔を行います。次に専用の針のついた器具で頭皮に直接HARGカクテルを注入します。
最後は医師の検診を受けます。トータルでかかる時間は30分程度です。
効果を確実に得るためには?治療後に気をつけたいこと
これまでHARG治療の効果や費用や期間について説明してきましたが、十分な効果を得るためには治療後に気をつけたい生活習慣などの決まりごとがあります。
せっかくHARG治療で時間とお金をかけても、治療後の行動が治療効果を半減させてしまったり、思っていたほど効果が得られなかったりすると残念ですよね。
治療後にHARG治療の効果を最大限に発揮させるための生活習慣や治療の効果をさらにアップさせるための投薬治療についてご紹介します。
【生活習慣】バランスの良い食事や十分な睡眠を心がけよう
HARG治療の効果を維持するには、毛髪が生えている頭皮を健康に保つことが重要です。毛髪にいい頭皮環境を保つためには生活習慣を見直すことが非常に有効です。
食事、睡眠、適度な運動を行うことで血行が良くなりストレス解消にもなり頭髪環境が髪の毛が生え続けるための理想の環境になります。
脂質が多すぎる食事は、頭皮の毛穴のつまりの原因になり頭皮環境の悪化につながるので、脂っこい食事はなるべく避けましょう。
睡眠時間が、短すぎると疲労が蓄積して体がストレスを感じる状態になります。これも頭皮の環境に良くないので、睡眠不足にならない程度に最低限6~7時間は睡眠時間をキープしたいところです。
頭皮環境を改善するための運動は、ジョギングや自転車などの『有酸素運動』も有効です。有酸素運動をすると血行が良くなりストレス解消になりますよ。
【内服薬】プロペシアを併用で毛髪の維持をサポート!
HARG治療の効果は、HARG治療単体よりもAGA治療薬のプロペシアを内服する治療と同時に行う方が効果は大きくなります。
AGAで脱毛する原因は、頭皮の還元酵素5αリダクターゼと男性ホルモンのテストステロンが結びついて、DHT(ジヒドロテストステロン)という脱毛ホルモンが分泌され、毛母細胞を攻撃することです。
プロペシアを服用することで、5αリダクターゼの働きを抑制することができ、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を防ぐことができます。
AGAの進行を防ぐには、まず脱毛の元になる原因をシャットアウトしてしまうことが重要です。HARG治療で毛髪を生やしても放っておくと、脱毛ホルモンが毛母細胞を攻撃して脱毛させてしまいます。
プロペシアを服用することで、脱毛ホルモンの攻撃から毛母細胞を守ってくれて、太く強い毛を継続して生やすことができるのです。
他の治療法との違いは?投薬治療と比較してみよう
ここまでAGA治療法の1つのHARG治療について発毛するまでのメカニズムや治療にかかる費用、治療期間について解説してきました。
AGA治療法は、HARG治療以外ではどういった治療法があるかご存じでしょうか?HARG治療以外にも投薬治療、メソセラピー、自毛植毛法など多くの治療法があります。
AGA治療法で最もスタンダードで多くの方が選ばれている治療法の投薬治療と治療の安全性、治療にかかる費用、毛髪が生えてくるまでの期間など気になる点を比較してみましょう。
【安全性】年齢や性別の制限なし!副作用の可能性も低い
HARG治療と投薬治療の安全性や副作用について比較してみましょう。
HARG治療 |
|
---|---|
投薬治療 |
|
HARG治療は男性型脱毛症のAGAだけでなく、女性でも効果があり、特に年齢の制限はありません。20歳未満でも治療可能で、若ければ若いほど効果があります。
HARGカクテルは、医薬品ではなく、脂肪幹細胞を抽出し、培養して分泌されるたんぱく質を生成滅菌したAAPEパウダーを使用。他にはビタミン成分などですので、人体への副作用はないと言われています。
一方で投薬治療は、男性型脱毛症のAGAが対象。女性の薄毛には効果が期待できず、20歳未満のAGA薬の服用は禁止されています。
また、肝機能障害のある患者には注意が必要であるとされているため、肝臓が悪い方は投薬治療を行うことができません。副作用としては、可能性が低いが、勃起機能不全や肝機能障害などが挙げられます。
このようにHARG治療は年齢や性別の制限がなく、副作用の心配もないため、安心してAGA治療に臨むことができます。
【費用】かなり高額!投薬治療のみは月々1万円前後
次は、HARG治療と投薬療法の費用について比較してみましょう。
HARG治療 | 1回の治療は15~20万円程度 |
---|---|
投薬治療 | 1ヶ月あたり1~2万円 |
HARG治療は1回の治療当たり15~20万円程度。通常の治療は6回が基準なので、半年6回で90~120万円程度かかると見込んでおけば問題ないでしょう。人によっては、効果が出にくい方もいますので、1年12回コースで150~200万円かかる人もいます。
現在、使用されているAGA治療薬は、大きく分けて2種類の薬に分かれています。
それぞれの薬をAGA専門クリニックで処方してもらうと大体の目安として1ヶ月で4,000円~10,000円程度かかります。2種類で1~2万円程度で考えておきましょう。
投薬治療は数年間の継続的な治療が必要になるので、総額や効果の高さを考えると、HARG治療を選択される人も少なくないです。クリニックによっては医療ローンや分割払いに対応しているところもあるので、ぜひ検討してみてくださいね。
【期間】早くて確実!3ヶ月で効果を実感する人も
最後に、HARG治療と投薬療法の治療について比較してみましょう。
HARG治療 | 1ヶ月1回の治療の半年6回コースが基本
|
---|---|
投薬治療 | 1日1錠の服用が基本
|
通常は、6回半年の治療が基本コースになります。6回の施術を行うと90%の方が、発毛の効果を実感しています。若い方や毛母細胞が元気な方は、3回の施術で効果を実感される方もいます。
治療結果は個人差がかなりありますので、効果がどれくらいから現れるかは、施術の際の検診で担当のAGA専門のドクターと相談しながら確認するのがベターでしょう。
一方で、投薬治療は現在医学的な根拠等を基準に考えると、効果を発揮するのは、1日1錠の服用を半年継続してからと言われています。プロペシアもミノキシジルでも同様です。飲み始めてすぐに回復するのではない!ということを治療始める前に頭の中に入れておくのが重要です。
まとめ|HARG治療は信頼できるAGA専門クリニックで
いかがでしょうか。AGA治療の「HARG治療」について費用、期間、他の治療法との違いを解説してみました。
HARG治療は、脂肪幹細胞を抽出し、培養して分泌される様々なたんぱく質を生成滅菌したAAPEパウダーを使用しています。治療の種類で言えば、今話題の再生医療の一つなんですね。最先端の医療であれば、AGAの治療効果が高いのも納得です。
HARG治療には、投薬治療と併用することでさらに効果が高くなりますので、「絶対に黒くてフサフサの毛を生やしたい!」と思われる方は、投薬治療も一緒に行う方法をオススメします。
まずはクリニックで相談してみましょう!