AGA治療の種類

AGA治療の「育毛メソセラピー」は痛い?副作用のリスクは?気になる治療の流れと実際の体験談も紹介!

多くの男性を悩ませるAGA男性型脱毛症は、医療機関での治療が進歩しています。一般的な治療法である内服薬、外用薬の使用は効果ができるまでに時間がかかるのが残念な点

そこで今、育毛メソセラピーが注目されています。頭皮に薬品を直接注入することで、即効性があると人気です。

ただ、頭皮に注入という特別な方法だけに、どんな治療が実施されどのような効果が得られ、またどのくらいの費用がかかるのか気になるところです。

育毛メソセラピーの実際の効果や、副作用のリスク、治療の方法についてご紹介します。

育毛メソセラピーとは?頭皮に直接成分を注入する治療

育毛メソセラピー男性型脱毛症AGAは、医療機関で適切な治療を受けることで改善が見込まれるようになりました。

通常の医療機関でのAGA治療は、脱毛抑制と育毛促進のための内服薬や外用薬を使って治療していきます。この場合、効果が実感できるまでには最低半年、一般的には一年程度の時間がかかるとされます。

治療中は、定期的に診察を受ける必要がありますので、働き盛りの世代の男性にとってはこの時間がかなりネックになります。

育毛メソセラピーは、薄毛を進行させないための薬を直接頭皮に注入する方法で、同じく医療機関で治療を受けることができます。内服薬、外用薬に比べて早く効果が実感できるとされ、注目を集めている治療法です。

知っておきたい!育毛メソセラピーの3つのポイント

3つのポイント早く確実にAGAを改善したい人にオススメの方法のひとつである育毛メソセラピー。薄毛の進行を抑制する薬品を直接頭皮に注入することで、ダイレクトに必要な箇所にアプローチできるのが特徴です。

施術を検討する上で、施術の痛み以外にも効果や費用面で気になるところがあるはずです。治療を検討する上で事前に以下の3つのポイントを抑えていきましょう!

  1. 早く効果が実感できるメカニズム
  2. 使用される薬剤
  3. 費用

では、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

①早く効果を実感|有効成分が毛根に作用するため!

育毛メソセラピーの特徴は、内服薬や外用薬の使用に比べ効果の実感までが早いということと、AGA以外の脱毛症状にも実施することができるということです。

AGA内服薬は女性や持病のある人は使用できませんが、育毛メソセラピーは対応が可能です。また、服薬が難しい薬の代わりとしても使用することができ、脱毛症状に悩む人に幅広く役立つ治療法です。

頭皮にダイレクトに注入するので、発毛細胞に直接アプローチすることができます。また、髪の毛の成長因子そのものの働きを高めることができるため、脱毛症状の根本的解決に近づくことができます。

内服薬と併せて行うことで、よりしっかりとした効果を得ることができるとされています。

②成長因子を配合|発毛機能をしっかり高めてくれる

育毛メソセラピーは注入を意味する言葉で、使用する薬剤は各医療機関によって異なります。メインで使用されるのは毛髪の成長因子を促す作用のある薬品です。AGAはヘアサイクルと呼ばれる、髪が生え変わるサイクルが乱れることで起こります

通常2~6年かけて起こるサイクルが短縮され、未熟なままの髪が抜け落ちてしまう症状がAGA男性型脱毛症です。

育毛メソセラピーを実施することで、成長因子を髪の元の部分にしっかり届けて、ヘアサイクルを正常化に導き、健康な髪が通常の寿命で生え変わるように導きます。同時に内服薬によって、脱毛の原因となる物質の発生を抑えることで、薄毛進行を食い止めていきます。

③費用の差あり|12~80万でクリニックごとに自由設定

AGAやその他脱毛症の画期的な治療法として注目を集める育毛メソセラピーですが、治療費は健康保険の適用外で自由診療として行われます。各医療機関によって治療費が異なるので、相場を確認し納得の行く医療機関を選ぶのがベター

育毛メソセラピーは、数回の治療で1セットとしてコース設定がされています。育毛メソセラピーはある程度の回数を受けることで効果が得られるため、必要な治療回数が1セットとなっています。

半月に一度または一か月に1度のペースで、10回前後を1セット、1クールとし費用は12~80万円くらいです。費用の格差は使用する薬剤の種類や、各医療機関の経営方針等によって異なります。

1クールの治療成果によっては、さらに1クール追加で実施することがあります。

痛みは?注入方法で異なる!代表的な注入方法を紹介

注入方法効果を早く実感することができ、頭皮の内側からしっかりできる育毛メソセラピーが気になるところです。

しかしながら、普段の治療ではあまり経験のない「注入」という方法。痛みの程度や、何かしら弊害があるのではないかを確認しておきたい方も少なくないでしょう

育毛メソセラピーの注入方法は、注射器の使用や、ローラー鍼、レーザーなどいくつかの方法があります。それぞれについて、具体的な方法と詳細をみていきます。

【パヒュール法】注射器を使用!麻酔が必要になることも

薄毛治療のための育毛メソセラピーはいくつかの方法で実施されます。代表的な治療法の一つがパピュール法です。注射器を用いて直接、頭皮に薬剤を注入していきます。

成分が頭皮に浸透しやすく、より効果が高いとされている方法です。但し、頭皮に直接、注射をしますので痛みがあるのが特徴。痛いのが苦手な方や、痛みに極端に弱いという方は別の注入方法を選ぶ方がよいかもしれません。場合によっては麻酔を使うこともあります。

医療機関によっては複数の治療法を準備しているところや、決まった方法で治療を行うところなどさまざまです。事前にどのような治療法で受けられるのかを確認しておくと安心です。

【ナパージュ法】浅く刺すので痛みは少ない!

ナパージュ法はパピュールと同じく注射器を使用した治療ですが、皮膚の浅い部分に注入するため痛みが少ない方法とされています。

頭皮へのダメージが少ないため、内出血のリスクが低く、施術後の赤みや痛みもパピュール法よりも低いとされています。但し、効果については、パピュール法に比べて緩やかであるとされます。

ナパージュ法を受ける際も、麻酔パッチや麻酔クリームを適用してもらえることがありますので、痛みが苦手な方は治療前に相談するのがオススメです。

【ダーマ―ローラー法】針付きのローラーで広範囲に注入

ダーマローラー法は、鍼のついたローラーを使って治療を行います。ローラーに鍼がついた医療機器が使って頭皮に施術していく方法で、単回ごとに打つ注射器に比べて短時間に広範囲をカバーできるのが特徴です。

チクチクとした刺激が気になる場合は、施術前に麻酔クリームなどを適用し不快さを取り除くことも可能です。

医療機関で使用されるダーマローラーで出来る穿孔は非常に小さく、注射器を用いた治療と同様、すぐに閉じてしまいますので安心して施術を受けることができます。

【エレクトロポレーション法】電流で成分を浸透!

エレクトロポレーション法注射が苦手という方や、痛みはできるだけ少ない方がよいと考える方にオススメなのがエレクトロポレーション法です。

電気穿孔法とも呼ばれ電気パルスで細胞に穴をあけて薬液を注入します。電気で開けられる穴はごく微細なサイズで、注射等に比べて痛みが著しく少ないとされています。

痛みが少なく、頭皮の中までしっかりと薬液を届けることができる人気の方法で施術後、皮膚に赤みがでることも少ないとされています。

ペースメーカーを使用している人や、治療等で体内に金属を入れている人はエレクトロポーション法を使用することが出来ませんので、ご注意ください。

【レーザー法】痛みは少ない!細胞の自然治癒力に働きかけ

レーザー法はノーニードルメソセラピーのひとつで、痛みの少ない治療法として人気です。

医療用レーザーを用いて、薄毛の進行を抑制する薬液を頭皮に浸透させていきます。しっかりと頭皮の奥まで薬剤を行きわたらせることで、発毛の原点に働きかけ健康で美しい髪を育てることができます。抜け毛予防と育毛作用の両方に効果があります

内服薬と併せて治療を行うことで、より効果的に薄毛の進行を食い止めることができます。

気になる副作用のリスクは?薬液の成分によって異なる

薬液AGA男性型脱毛症の治療を進める中で気になるのは副作用です。長期に渡って薬を飲んだり、塗ったり、場合によって注入したりしますので何かしらカラダへの影響が心配です。

AGA治療での副作用は、使用する薬の種類によって異なります。高い効果が期待できる分、リスクがありますので自己判断で使用せず、必ず専門医療機関の指示に従って服用してください。AGA治療薬の副作用について詳細にみていきます。

副作用リスクなし⇒成長因子と栄養素は体に害のない成分◎

育毛メソセラピーで使用される薬剤のひとつは成長因子グロースファクターという成分で構成されています。成長因子は生物が成長するのに必要なタンパク質の総称で、加齢と共に体内から減少していくとされています。

成長因子グロースファクターの減少は薄毛進行にも関係しています。何らかの原因で減少した成長因子を頭皮に注入することで、元気な髪を取り戻すことにつながります

成長因子は人体に害がない成分であるため、医師の指導の元に使用すれば、副作用はほとんどありません。但し、皮膚の弱い方は事前に申し出ておくと安心です

副作用リスクあり⇒脱毛抑制剤や発毛剤は投薬治療と同じ!

育毛メソセラピーで、脱毛抑制の薬剤や育毛促進の薬剤を使用した場合は、それら薬を服用または外用するのと同じ副作用リスクがあります

AGA治療に使用している薬品は開発時は、前立腺に関する病気の治療薬であったり、血管拡張の薬であったことから、関連した副作用が実際に起こることがあります。

脱毛抑制薬は、男性機能に関して性欲減退、勃起不全といった副作用が考えられます。育毛剤は、血圧の変化、めまい、頭痛、皮膚炎症等の副作用リスクが報告されています。

いずれの薬も、医薬品であり持病や他の病気治療中の場合はさらに取り扱いは慎重にすべきです。医師の指示に従い、心配がある場合は必ず診察時に相談するのが安心です。

育毛メソセラピー治療の流れは?1回30分ほどで完了

麻酔クリームAGAの治療である育毛メソセラピーの治療は医療機関で実施されます。希望する場合は、カウンセリングなどで、治療についての説明や疑問点の解消などがまず行われます。費用や通院の期間・体調に関することはあらかじめ準備して漏れなく確認すると安心です

医師による診察で、メソセラピー治療を受けます。痛みを伴う治療や、特に痛みに弱い方はまず、麻酔クリームや麻酔パッチが準備されます。

その上で、医療器具を用いて薬液を頭皮に注入する治療が行われます。実際の治療にかかる時間は15分から30分程度です。診察及び施術が終了すれば完了です。

自宅での諸注意を持ち帰り、体調面で不安がある場合は相談するようにしてください

注入前に冷却や麻酔!注入後もしっかりアフターケア

育毛メソセラピーは頭皮に薬剤を直接注入する治療ですので、痛みを伴います。

用いる医療器具によっては、痛みが抑えられるとされていますが痛みの感じ方には個人差があるため、必ずしも痛みがないとは言い切れません。治療前には、頭皮の冷却や麻酔パッチ、麻酔クリームで準備が整えられます。

また、治療後は治療を受けた箇所の出血や皮膚の赤み、炎症なども考えられますので、アフターケアについての説明を確認の上、指導に従いましょう

育毛メソセラピーは危険な治療ではありませんが、医療行為ですので自己判断せずきちんと対応することが大切です。

【体験談】実際に育毛メソセラピーを受けた人は?

体験談

AGA治療を受けていることを身近な人に話す機会が少ないため、実際に治療を受けた人の声をなかなか聞くことができません。

実際に育毛メソセラピーを受けた人の声を紹介します。

Y.K.(30代)
Y.K.(30代)
30代にから薄毛が進行し始めました。あわててAGA治療に取り組み、特に効果が高いというメソセラピーと内服薬との組み合わせで治療しました。半年くらいで、徐々に変化がみられ、1年がすぎた今はかなり良くなっています。
K.I.(40代)
K.I.(40代)
内服薬だけで効果がなかなかだったためメソセラピーにチャレンジ。確かに生えて来て妻もびっくりしてました。ただ、治療費がかなりかかり、子育て世代にはちょっと厳しいです。

まとめ|痛みの違いや副作用を理解した上で治療を!

AGA男性型脱毛症の治療AGA男性型脱毛症の治療のひとつで、今注目の育毛メソセラピーについて、治療の詳細や効果、副作用等について解説しました。

育毛メソセラピーは頭皮に薬剤を直接注入することで、毛根にアプローチすることができる治療法です。内服薬、外用薬と併用することでより効果が実感できると話題になっています。

痛みや副作用が気になる方は医療機関で相談すると、よい解決策が提案してもらえることがあります

AGAは医療機関で治療すれば改善が見込まれる症状です。しっかり治療をしてコンプレックスから解放されましょう。