「ニードル脱毛ってどこで受けられるんだろう?」と悩んでいる方、いらっしゃいませんか?
フラッシュ脱毛なら美容サロン、医療レーザー脱毛ならクリニックというのが一般的ですが、ニードル脱毛はあまり馴染みがないため、どこで施術を受ければいいかわからない方も多いでしょう。
実は、ニードル脱毛は美容サロン、クリニックのどちらでも受けることができるんです。ですが、厳密にはニードル脱毛にも種類があり、美容サロンとクリニックでは受けられる種類が異なります。
この記事では、サロンとクリニックで受けられるニードル脱毛の違いを解説していきます。読み終わる頃には、自分にぴったりのニードル脱毛を見つけることができるはずです!ニードル脱毛で、理想の肌を手に入れましょう。
目次
ニードル脱毛は大きく2つ!絶縁針脱毛と美容電気脱毛

ニードル脱毛とは、脱毛したい毛の毛穴部分に専用の針を刺し、電流を流して毛根部分の細胞などを破壊する脱毛方法のことです。毛の再生を促す「毛乳頭」や「毛母細胞」を破壊するので、一度施術するとその毛穴からは二度と毛が生えてきません。
また、ニードル脱毛には大きく分けて2つの種類があります。おおまかな特徴を以下の表にまとめました。
絶縁針脱毛 | 美容電気脱毛 | |
使用する針 | 小林・山田式絶縁針 | プローブ |
施術資格 | 医師・看護師 | 特になし
推奨資格:CPE(認定電気脱毛士:Certified Professional Electrologist) |
受けられる施設 | クリニック等の医療施設 | クリニックまたは美容サロン |
特徴 | 皮膚に触れる部分が絶縁体になっているので、トラブルが少ない | 比較的安価 |
絶縁針脱毛は医療行為に!施術はクリニックでのみ

絶縁針脱毛は「医療針脱毛」とも呼ばれ、医療機関で医師や看護師のみ施術が許可されています。ニードル脱毛には100年以上の歴史がありますが、絶縁針脱毛はその中でも1986年に発表された最新の方法です。
毛穴に刺した絶縁針から電流を流し、その熱で毛乳頭を破壊します。施術した毛穴からは毛が再び生えることはなく、1本ずつ確実に処理できる方法です。
名前の通り、皮膚に触れる部分が絶縁体になっているので、熱によるヤケドや色素沈着などの皮膚トラブルが起きにくいことも特徴のひとつです。万が一トラブルが起きたとしても医療機関での施術なので、早急に適切な処置が受けられます。
美容電気脱毛はサロンでも可能!3種類の効果や痛み

美容電気脱毛は美容エステなどでも受けられるニードル脱毛で、絶縁針脱毛の2割〜5割安く施術を受けられます。施術に使われるのは「プローブ」という先端が丸い電極針です。
また、厳密にはさらに3種類の方法に分かれています。それぞれの特徴を表にまとめました。
電気分解法 | フラッシュ法 | ブレンド法 | |
方法 | 直流電流を流し、電気分解作用を利用して毛の成長促進部分を破壊 | 高周波の熱を発生させて発毛組織のたんぱく質を凝固させる | 電気分解法とフラッシュ法を掛け合わせる |
特徴 |
|
施術時間が短い |
|
① 電気分解法|初期では主流!効果は高いが強い痛み…
「電気分解法」は名前の通り、電気分解を利用して発毛組織を破壊する方法です。毛穴に針を挿入し弱い直流電流を流すことで、汗や細胞の組織液が分解され「水酸化ナトリウム」という物質が生成されます。
この水酸化ナトリウムは毛根部分を溶かすことができるほど強いアルカリ性なので、化学反応が起きた毛穴からは毛が生えてこなくなるという仕組みです。
ニードル脱毛が確立された初期の頃は、この方法が主流でした。効果自体も非常に高いのですが、毛1本あたり1分ほど時間がかかること、強い痛みが伴うことから、現在はほとんど使用されない方法です。
② フラッシュ法|施術時間も短い&痛みも少ない◎
フラッシュ法は電気分解法とは異なり、針から高周波(交流電流)を流すことで熱を発生させて発毛組織を破壊します。熱により発毛組織のたんぱく質が凝固することで、その発毛組織は機能しなくなり毛が生えてこなくなる仕組みです。
電気分解法より後に確立された方法で、ニードル脱毛の中でも痛みが少なく、施術時間も1本あたり1秒以下という短さです。そのため、現在では多くのサロンやクリニックが「フラッシュ法」を採用しています。
一方で、脱毛効果という点では電気分解法より少し劣ります。「スーパーフラッシュ法」「ショートウェーブ法」といった名称を用いている場合もありますが、原理は同じです。
③ ブレンド法|電気分解法とフラッシュ法を組み合わせ
電気分解法とフラッシュ法、それぞれの長所を生かし欠点を補うために開発された脱毛方法です。日本で最初に電気脱毛機が輸入された際、マシンに用いられていたのがブレンド法でした。
施術時間はフラッシュ法よりも長く、電気分解法よりも短い、1本あたり10〜15秒。フラッシュ法ほど多くはありませんが、ブレンド法で施術をしているサロンも多く存在しています。
フラッシュ法では処理しきれなかった毛を電気分解法で処理できるため、そこが大きなメリットと言えるでしょう。ですが、金属アレルギーがある場合、ブレンド法を受けることはできません。
ニードル脱毛でも料金に違いあり?その理由とは

ここまでは、ニードル脱毛の種類について解説してきました。それぞれの施術方法に、メリット・デメリットが存在していますが、それらを判断する1つの要素となるのが「料金」です。
同じニードル脱毛でも、受ける場所や方法によっては料金や料金体系が大きく変化してきます。どのように変化するのか、まずは美容電気脱毛から見ていきましょう。
1本当たりの相場は?美容電気脱毛は100円~
サロンで施術を受けられる美容電気脱毛の相場は、1本あたり100円からと言われています。ですが、サロンによっては本数ではなく時間で料金を区切っている場合もあり、施術者の技術力によって1本あたりの値段が変化してくることも事実です。
以下の表に、複数のサロンの料金をまとめました。
サロン名 | 料金 | 1本あたりの料金 (1分あたり10本) |
メンズTBC | (分単位での料金設定は無し) | 110円 |
エピニティー |
|
33円〜 |
トータルビューティーフィット | 60分/24,000円 | 40円〜 |
Alonso |
|
33円〜 |
時間での料金設定の場合、あくまで試算となります。施術してくれるのはもちろん人ですので、機械のように1時間全く休みなく施術し続けるというのは不可能でしょう。そのため、表の料金よりもいくらか高くなります。
絶縁針脱毛は別途費用あり!専用の針や採血検査など
医療機関のみで施術が受けられる「絶縁針脱毛」は、安全性が高い一方で、美容電気脱毛よりも費用が高額となることがほとんどです。1本あたりの施術費用は500円と、5倍ほどの値段となっています。
また、医療機関ということもあり、施術費用以外の別途費用がかかることが多くあります。以下にリストとしてまとめました。
- 専用絶縁針 4,000〜5,000円
- 事前採血検査 4,000〜5,000円
- 各種麻酔 2,800〜8,800円
医療機関ということもあり、痛みを軽減するための麻酔を受けることが可能です。値段は麻酔の種類によって異なりますが、麻酔クリームが安く、局所麻酔になると高くなる傾向にあります。
【比較】サロン脱毛するなら?フラッシュ脱毛との違い

美容サロンで脱毛する場合、選択肢にはニードル脱毛の他に「フラッシュ脱毛」が入ってきます。ニードル脱毛とフラッシュ脱毛にはどのような違いがあるのか、表にまとめました。
ニードル脱毛 | フラッシュ脱毛 | |
痛み | かなり痛い | ほとんど痛くない〜少し痛い |
料金 | 両脇390,000円 (1本130円×両脇3000本) |
両脇30,000円 (12回) |
効果 | 永久脱毛が可能 (施術した箇所からは二度と毛が生えない) |
減毛効果がある (永久脱毛ではない。毛を気にならなくする) |
通う回数 | 1回(脇のみ) | 12〜18回(脇のみ) |
フラッシュ脱毛|リーズナブルに広範囲を抑毛したい
フラッシュ脱毛は、主にメラニン色素に反応するフラッシュを照射することで発毛組織にダメージを与え、毛を生えにくくする脱毛方法です。あらゆる脱毛方法の中で一番安く受けられるため、フラッシュ脱毛を選ぶ方も多くいます。
一度に広範囲に照射できるため、全身脱毛であっても施術時間が短く済むのが特徴です。しかし一方で永久脱毛をすることはできず、効果は「抑毛・減毛」に留まります。しっかり脱毛に通うことで、ある程度お手入れをしなくても気にならない状態にすることは可能です。
ニードル脱毛|すぐに効果を実感&永久脱毛したい
美容サロンで受けられる「美容電気脱毛」と呼ばれるニードル脱毛は、脱毛方法の中でもかなり高額となります。ですが、一度施術を受けた箇所からは二度と毛が生えてこないので、すぐに効果を実感したい人にはおすすめです。
また、脱毛方法の中で唯一「永久脱毛」が可能となっています。フラッシュ脱毛やレーザー脱毛では、「二度と毛が生えてこなくなる脱毛」は難しいのですが、ニードル脱毛は「二度と毛が生えてこなくなる脱毛」です。
肌の状態を問わない?日焼けやほくろ・シミにも対応
脱毛というと「日焼け肌や色黒肌、タトゥーがある場合受けられない」という印象が強いのではないでしょうか?ニードル脱毛と一部のフラッシュ脱毛(SHR脱毛)は、肌の状態に関わらず施術を受けることができます。
レーザー脱毛やフラッシュ脱毛は、主にメラニン色素に反応する光を照射することで細胞を破壊して脱毛を行います。
ですが、ニードル脱毛は電流による熱を、フラッシュ脱毛の一種であるSHR脱毛はメラニン色素ではない部分に反応する光を用いるため、肌の状態は関係ありません。
メラニン色素に影響されないため、脱毛が難しい産毛や白髪も脱毛可能です。また、ニードル脱毛の場合には、他の脱毛方法ではできない「涙袋」「眉下」なども脱毛できることが特徴になっています。
医療レーザー脱毛は?範囲や効果までの期間が異なる

脱毛方法というと、最後に一つ思い浮かぶのは「医療レーザー脱毛」でしょう。今までご紹介した脱毛方法と、医療レーザー脱毛を比較した表をご用意しました。
医療レーザー脱毛 | ニードル脱毛 | フラッシュ脱毛 | |
痛み | 少し痛い〜痛い | かなり痛い | ほとんど痛くない〜少し痛い |
施術時間(例:両脇) | 約10分(1回あたり) | 合計5〜6時間(脱毛完了まで) | 約10分以下(レーザー脱毛とほぼ同じか、それ以下) |
効果 | 6回〜 | 1回(施術した箇所) | 12回〜 |
費用(例:両脇) | 5回30,000円 | 390,000円
(脱毛完了までの目安、施術回数はサロンによる) |
4回26,000円
(割引キャンペーンも多い) |
医療レーザー脱毛は、フラッシュ脱毛とは異なり「単一波長の光を狭い範囲に照射する」ことが特徴です。一度に照射できる範囲は狭まってしまいますが、効果の強い光を1本1本の毛に対して確実に作用させることができます。
フラッシュ脱毛では永久脱毛はできませんが、医療機関で受けられる医療レーザー脱毛は永久脱毛が可能です。
ニードル脱毛の人気クリニック|池袋皮フ科形成外科

ニードル脱毛が受けられるおすすめの人気クリニックは「池袋皮フ科形成外科」です。医療機関のため事前検査などもしっかりしており、安心して施術を受けることができます。
また、医療機関でのニードル脱毛は「1本あたり500円」と高額な場合が多いですが、池袋皮フ科形成外科はリーズナブルなお値段となっています。以下に情報をまとめました。
- 皮膚科併設
- アクセスのしやすさ(池袋駅東口徒歩1分)
- 脱毛サロン並みの安さ
針代 | 1本5,000円 |
---|---|
事前採血 | 5,500円(年1回) |
脚・腕 | 平日 5分/1,500円 土曜日 上記価格に5分毎100円追加 |
その他の部位 | 平日 5分/2,500円 土曜日 上記価格に5分毎100円追加 |
注意点として、男性のVIO脱毛は現在受け付けていません。また、施術部位によっては使用する針が変わることがあります。その際は、しっかりと施術者から事前に説明があります。
ニードル脱毛の人気サロン|メンズTBC
ニードル脱毛が受けられるおすすめの人気サロンは「メンズTBC」です。美容サロンの中ではかなりの歴史があり、技術力と規模は業界屈指です。他の美容サロンにはない魅力がたくさんあります。以下に情報をまとめました。
- 独自に特許を取得した「脱毛用プローブ」を使用
- 自社研修制度だけでなく「AEA認定エステティシャン資格・CPE・認定美容脱毛エステティシャン資格」の取得を奨励
- 相談窓口、クーリングオフ窓口などのサポート体制の充実
ビジター価格(入会金なし) | メンバー価格 | |
Hi-エピ | 145円/本 | 121円/本 |
EZ02エピ-M(カラダ専用) | 132円/本 | 110円/本 |
イオシスエピ-M | 132円/本 | 110円/本 |
※メンバー入会には、入会金13,200円・入会事務手数料3,300円=16,500円が必要となります。(2年間有効)
また、上記以外にもお得なプランがいくつかあります。
- 特別オーダーメイドプラン(一例)
イオシスエピ-M ヒゲ脱毛800本
+エピプラスデュアルクールゲル 1個(100g16500円)
+入会金・事務手数料
=105,800円(税込)※1本あたり91円 - 初回限定ヒゲ脱毛体験コース
1,000円(税込)※150本体験コース+無料カウンセリング
まとめ|確実に毛をなくしたい場合はニードル脱毛で!

ニードル脱毛は「費用が高いこと」「痛みが他の脱毛に比べて高いこと」などのデメリットがありますが、一度の施術で確実に永久脱毛ができることが最大のメリットです。
また、ニードル脱毛のみで脱毛を完了させるのではなく、他の脱毛方法の仕上げとしてニードル脱毛をする方も多くいらっしゃいます。
サロンでは初回限定キャンペーンを実施している場所も多くあるので、一度体験してみて、自分に向いているかを確認してみるのも良いでしょう。
フラッシュ脱毛やレーザー脱毛では難しい「1本単位でのヒゲデザイン」も可能なので、ぜひニードル脱毛を検討してみてください。