脱毛と予防接種。全く関係のなさそうな2つですが、実は脱毛前後の予防接種はNGということをご存じでしたか?もし知らずに脱毛と予防接種の予約を前後で取ってしまっていたら、注意が必要です。
今回は、脱毛と予防接種の関係について解説しています。なぜ脱毛前後の予防接種がダメなのか、空けるべき期間や脱毛の予約をキャンセルする時の注意点などにも触れています。
また、予防接種以外にも脱毛前後に避けるべき行為について、紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。スムーズに脱毛を完了するためにも知っておきたいことばかりですよ。
目次
脱毛前後の予防接種はダメ!その3つの理由

ほとんどのサロンやクリニックでは予防接種前後の施術をお断りしています。
理由は以下の3つ。
- 副作用
- 赤みや腫れなどの肌トラブル
- 痛みを感じやすくなる
脱毛自体は決して危険な行為ではありません。しかし、中には肌トラブルの報告が上がることもあります。できる限り安全に施術を行うためにも、肌トラブルが起きうる可能性はつぶしておくことがセオリーです。そして、予防接種も肌トラブルに繋がる要因の一つとしてあげられます。なぜ脱毛期間中の予防接種がトラブルに繋がるのか、上記の3つの理由を解説していきます。
① 体調が万全ではないため!副作用がある
予防接種を受けると、注射した箇所が赤く腫れる、副作用で体調を崩すなどの症状が出る方がいます。予防接種は対象の病原体を身体の中に取り入れ、人工的に自然感染した状態を作り出し、病気に対しての免疫を作ります。
ですので、予防接種後は症状がなくとも病気にかかっているのと同じで、免疫力が落ちている状態です。人によっては微熱が出ることもあるようです。免疫が作られ普通の状態にもどるまでの間に、脱毛のような強い刺激を与えてしまうと、身体は対応しきれずにパニックに陥ります。
予防接種後などの本調子ではない時に無理に施術をしてしまうと、気分が悪くなり体調を崩す可能性も高くなります。施術は体調が万全の時に受けなければいけないので、予防接種後の脱毛は控えましょう。
また、予防接種に関係なく、少しでも体調が万全ではないと感じた場合も施術は控えましょう。
② 肌トラブルに繋がるため!赤みや腫れなど
施術後はレーザーによってバリア機能が低下しているため肌がとても敏感。なぜならサロンやクリニックで使用する脱毛機のレーザーは60℃~200℃と高温です。施術後は軽くやけどを負ったような状態になります。
肌の状態が戻らない内の予防接種は、刺激が強すぎるため普段より赤みや腫れの出る可能性が高くなってしまうのです。
「予防接種後に施術を受ければ良いじゃん」という意見もあると思います。予防接種から脱毛までの間を一定期間空けていれば問題はありません。しかし、予防接種からあまり期間を空けずに施術を受けることは望ましくありません。
理由は前述の通り、予防接種後は体調が万全ではないからです。予防接種の前も後も、脱毛をするには注意が必要です。
③ 痛みを感じやすいため!肌が敏感になる
予防接種後は免疫が落ちるためいつもより肌が敏感です。普段は何ともない刺激でも、予防接種後は施術の痛みを強く感じる人も出てきます。
体質や体調にもよりますが、予防接種をした箇所は腫れることが多々あります。サロンやクリニックは原則として、赤みや腫れのある肌への脱毛は行っていません。敏感になっている肌に追い打ちをかけるように刺激を与えてしまうと、強い痛みを伴い、さらに肌の健康を害しかねません。
また、脱毛前日はセルフ処理を行いますが、予防接種後の敏感な肌にセルフ処理はかなりの負担です。セルフ処理により腫れや乾燥、ピリピリした痛みを出ることも。予防接種後は体調がいつもとは違うことを理解して、脱毛などの強い刺激を控えることが大切です。
【重要】脱毛と予防接種はどれくらいの間隔が必要?

脱毛期間中の予防接種は気を付けなければいけないことは分かったけど、気になるのは期間ですよね。空けておくべき期間を把握していれば、脱毛と予防接種のスケジュールも組みやすくなります。
どちらかをキャンセルして、再度受けなおすという二度手間も発生しません。ここでは、脱毛と予防接種の期間をどのくらいあけたら良いのかを説明します。
基本は前後1週間以上は間隔が必要!予約日には注意を
サロンやクリニックによって期間は変わりますが、基本的に予防接種前後は1週間以上の間隔を取るように定めているようです。
ただし、予防接種後の体調は人それぞれ。人によっては体調不良が1週間以上に長引くことも考えられます。余裕を見て10日前後の間隔を空けてから、脱毛を行うとより安全です。
脱毛後の予防接種に関しても、前述の通り肌トラブルや副作用を引き起こす可能性が高いためNGです。脱毛後も1週間から10日、間隔をあけておくと良いでしょう。
脱毛期間中に予防接種を受ける予定がある人は、期間がどのくらい空いているかをしっかり把握しておきましょう。
確認必須!サロンやクリニックによって日数は異なるため
基本的に間隔は1週間から10日以上とお伝えしましたが、各サロンやクリニックによって規定が違うので、一例を紹介します。HPに出ていない場合は、カウンセリング時やお店に電話で直接問い合わせておくと安心ですよ。
サロン・クリニック | 脱毛NG期間 |
メンズリゼ | 予防接種の前後2週間 |
湘南美容外科クリニック | 予防接種の前後7~10日間 |
リンクス | 予防接種の前後10日間 |
紹介している中での最長は、メンズリゼの前後2週間。予防接種の種類によっても期間が変わってくるようですよ。
事前に注意事項として説明済み!トラブルは自己責任に

サロンやクリニックでは予防接種について、注意事項として契約前に説明があります。説明を受けてなお、予防接種前後に脱毛を行った場合に生じたトラブルについては、自己責任になることを留意しておきましょう。
実は予防接種後に脱毛を受けても大きな影響が出ることはほとんどありません。しかし可能性は0ではないため、何らかの肌トラブルが生じてもサロンやクリニック側に責任を求めることは難しいのが現状です。
なので、サロンやクリニックと利用者間でのトラブルを事前に防ぐため、予防接種についての規定を設けているのです。もし規定を守らずに何らかの肌トラブルが起きた場合に後悔するのは自分自身です。
後悔しない脱毛を行うためにもサロンやクリニックが定めた規定は必ず守るようにしましょう。
予防接種は変更不可?脱毛のキャンセル条件を確認!

脱毛と予防接種の予約の日にちが近い場合、脱毛の予約を変更する方が望ましいでしょう。予防接種の予約も変更は可能ですが、当日使われなかったワクチンは捨てられてしまいます。
ワクチンは確保量が限られていることがほとんど。予約をして予防接種を受けるため、キャンセルしてしまうと、ワクチンを無駄にしてしまいます。
急な体調不良や身内の不幸など、どうしても譲れない予定ができた場合を除いて、予防接種のキャンセルは避けるようにしましょう。
反対にサロンやクリニックではキャンセルをしたからと言って何かを無駄にする訳ではありません。とはいえ、店側は効率が悪くなります。どちらもキャンセルは極力しない方が良いので、脱毛と予防接種はしっかりと期間を設けるようにしましょう。
サロン・クリニック | キャンセル料 | 備考 |
メンズリゼ | 無料 |
|
湘南美容クリニック | 無料
※条件あり |
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リンクス | 無料 |
|
予防接種以外にも?脱毛前後に注意するべき5つのこと

脱毛前後で予防接種の他に気を付けておきたいことが5つあります。
- 服用薬
- シェービング
- 日焼け
- 飲酒
- 入浴
普段であれば特に気にしないことばかりですが、脱毛前後は少し訳が違います。もし、上記5つのどれかに当てはまる場合、施術を断られることもあるので注意しておきましょう。1つ1つ詳しく解説していきますね。
① 服用の薬|アレルギーや持病の方は必ず確認を!
カウンセリングの際には必ず、アレルギーや持病があるかどうかを伝えておきましょう。極度の光線過敏症や金属アレルギーを持っている方や、持病がある方、服薬中の方は施術を断られる可能性があります。
アレルギーがある場合は、施術により赤みが強く出ることがあります。施術に入る前にテスト照射を行い、慎重に施術行う必要になるので覚えておきましょう。アトピー性皮膚炎の方で、炎症が強く出ている場合は施術を延期することもありますよ。
また、持病がある人も同様です。症状や薬によっては、照射により持病が悪化することも考えられます。反対に持病があっても服薬中でも施術が受けられることもあります。必要に応じてテスト照射を行い、肌の状態を確かめてから判断することもあるので、まずはカウンセリングに行ってみましょう。
② シェービング|肌を傷つけないように注意しよう
施術の前日はセルフ処理を行うのですが、肌を傷つけないように気を付けましょう。傷ができた部分に関しては、照射範囲から外れてしまいます。
理由は肌トラブルに繋がるから。無理に脱毛を行うと、傷の治りが遅くなったり、色素沈着を起こしたりすることがあるのです。ほとんどのサロン・クリニックでも傷を避けて施術を行います。脱毛前のシェービングではいつもより少し気を付けるようにしましょう。
契約前に関しては、大抵のサロン・クリニックがシェービングを行わないようお願いしています。毛質・毛量を確認して、脱毛効果を予測するためです。複数の脱毛機を保有している場合は、脱毛機を選ぶ基準にもなります。
期間はサロンやクリニックによって違いがありますが、初診を受ける2週間前以降のセルフ処理は控えておいた方が良いでしょう。
③ 日焼け|肌トラブルに!施術ができない場合も…

脱毛期間中の日焼けは基本的にNG。理由は誤照射によるやけどを防ぐためです。脱毛機は毛のメラニン色素に反応してレーザーを照射します。日焼け肌にはメラニン色素が含まれるので、レーザーが反応してしまい誤照射に繋がります。
ムダ毛の無い肌への照射はやけどの原因になる可能性が高く、大変危険なのです。また、日焼け後の肌は軽いやけど状態で乾燥しているため、いつもより水分が少なめです。うるおいが不足している肌では、レーザーが毛根まで届きにくく脱毛効果が薄れます。
さらに、日焼け肌は普段より施術中の痛みを感じやすくなります。普段から保湿ケアを行う必要がありますが、日焼け肌にはより入念に行うようにしましょう。
日焼けをしてしまったら、元の肌色に戻るまで施術が受けられなくなることも覚えておいてください。脱毛に通っている間は、日焼け止めクリームや長袖を着るなどして日焼け対策を行いましょう。
④ 飲酒|体温上昇&血行がよくなることで敏感肌に
脱毛する前日及び当日の飲酒は控えましょう。飲酒することで血行が良くなり体温が上がります。人によっては赤みや痒み、湿疹が出ることも。また、体内の水分が失われた状態なので、肌の乾燥も考えられます。
普段と違う状態の肌に施術を行うことは、肌トラブルの危険性を高めてしまいます。さらに、飲酒後に脱毛を行うことで、酔いが回って気分が悪くなる可能性も出てきます。
では何時間あければ施術ができるのかというと、施術を行う「前後12時間」は飲酒を控えるよう推奨されています。厚生労働省が発表しているアルコールの分解速度がありますが、こちらはあくまで平均的な値。
全ての人が当てはまる訳ではなく、分解速度は人それぞれです。脱毛の「前後12時間」を空けていれば、個人差のある分解速度の影響を受けることなく、安心して脱毛ができますよ。
ビール中ビン1本における分解速度
性別 | アルコール分解時間 |
男性 | 2.2時間 |
女性 | 3時間 |
「e-ヘルスネット」厚生労働省生活習慣病予防のための健康情報サイト
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-002.html
⑤ 入浴|当日は湯舟ではなくぬるま湯のシャワーで
施術後の肌は軽いやけどを負った状態なので、入浴は避けましょう。入浴することで体温をあげてしまうと、肌の赤身やヒリヒリ感が増す可能性があります。肌トラブルに繋がりかねませんので、当日のお風呂はシャワーで済ませることを推奨されています。
さらに気を付けたいのがタオルなどによる摩擦です。施術によるダメージを受けた肌はいつもより敏感です。ボディタオルやバスタオルで肌をごしごしこすることはNG。身体を洗う時には手を使って優しくなでるようにしましょう。タオルドライも、ポンポンと軽く水分をふき取る程度にすれば問題ありません。
無料サービスが充実!【メンズリゼ】がおすすめ!
メンズリゼは、これまでに120万以上の脱毛実績がある信頼のおけるメンズ医療脱毛専門のクリニックです。カウンセリングや薬の処方代、肌トラブルの治療代など無料で対応。脱毛費用以外で追加費用は発生しません。
コース終了後に追加したい場合は1回の料金の半額で照射可能です。3種類の脱毛機を保有しており、毛質・毛量・肌質によって使い分けるので、より高い脱毛効果が期待できます。麻酔を使用することができるので、痛みが心配な方でも安心して通っていただけますよ。
プラン | 回数 | 費用 | 特徴 |
セレクトヒゲ脱毛 | 1回 | 24,000円 |
(カウンセリング、再診料/処置料、予約キャンセル料、剃毛量、薬処方代、肌トラブル治療代、打ち漏れ再照射、増毛・硬毛再照射)
|
3回コース | 月々3,100円
(一括44,800円) |
||
5回コース | 月々3,000円
(一括68,800円) |
||
全身脱毛 | 1回 | 79,800円 | |
3回コース | 月々3,000円
(一括149,800円) |
||
5回コース | 月々4,900円
(一括248,000円) |
まとめ|脱毛期間中の予防接種は計画的に!

脱毛期間中に予防接種を行う場合、スケジュールをしっかりと確認した上で予定を組みましょう。予防接種後は、症状は無くても体調は万全ではありません。人によっては副作用で微熱が出たり、肌トラブルが起きることもあります。いつもより痛みを感じやすくなる方もいますよ。脱毛前に予防接種を行う時も同様です。
ですので、脱毛の1週間前後は予防接種を避けましょう。サロンやクリニックによって、期間はまちまちなので事前に確認しておくと安心です。また、アレルギーや持病があり薬を服用している方、シェービングで傷ができてしまった方は施術を断られる可能性があることを覚えておきましょう。日焼けや飲酒、入浴も注意が必要ですよ。
脱毛期間中はサロンやクリニックの規定を意識して予防接種を行うようにすれば、トラブルになることもありません。スムーズな脱毛ライフを送るためにも、脱毛と予防接種が被らないように注意しておきましょう!